看護師にとって、仕事を効率化させるタイムマネジメントは重要なスキルです。
タイムマネジメントを適切に行うために、スケジュール管理の方法を見直してみましょう。
まずは、その日に行う作業をすべてリストアップし、仕事の全体像を把握しましょう。次にそれぞれの作業を、3つのグループに分けます。
1つ目のグループは、時間が決まっている作業です。
オペや退院時間、会議など、あらかじめ時間が決まっている作業は、第1のグループに入れましょう。
2つ目のグループは、ある程度の時間帯が決まっている作業です。
午前中のバイタルチェックや点滴、午後からの清拭など、大まかな時間帯が決められている作業です。
3つ目のグループは、特に時間が決まっていない仕事です。
記録書の作成、備品の補充や整理、締め切りまでに余裕がある仕事などが、このグループに入ります。
グループ分けできたら、1つ目のグループからスケジュール帳に書き込みます。
次に、1つ目のグループの作業に支障を来たさない時間帯に、2つ目のクループの作業を割り振りましょう。
最後に余っている時間帯に、特に時間が決まっていないグループの作業を書き入れます。
時間帯が決まっていない作業のうち、明日に持ち越しても差し支えないものは、今日中にできなくても気にする必要はありません。
その後、特に重要な仕事にはマークをつけておき、最優先で行うようにします。重要な仕事が一目分かるようメモするのがポイントです。
時間の決まっている作業を軸にスケジュールを立て、重要な仕事を優先して行うことで、メリハリをもって仕事をすすめることができ、効率化が図れます。