タイムマネジメントにも深く関わってくるのが、行動計画でしょう。
看護師にとって、クオリティーの高い行動計画は欠かせないものです。
そして、行動計画のクオリティーはタスクの優先順の付け方で変わってきます。
タスクの優先順位をつける際には何に気を付ければいいのでしょうか。
まず、薬剤投与や点滴など、時間指定のタスクを優先しましょう。
時間が決められているタスクは、患者の健康状態に関わる業務であることが多くあります。
そのため、最優先事項として行動計画に組み込みましょう。
自分がやらなければいけないタスクかどうかも、優先順位に影響します。
どうしても自分でなければいけない場合は、就業までに必ず終わらせなければいけません。
残業や引継ぎのスタッフへの押し付けにならないように、優先的に終わらせるようにしましょう。
逆に自分が行う必要のないタスクは、後回しにして問題ないでしょう。
他のスタッフと連携し、まず自分に振り当てられたタスクをこなすことに注力すべきです。
また、その日のうちに終わらせなければいけないタスクかどうかも考えましょう。
次の出勤時に終わらせれば問題ないのであれば、優先順位は下がります。
しかしこれらのタスクの中でも、患者に関わることはできる限り優先して終わらせると良いでしょう。
業務を終わらすことで必死になり忘れがちですが、患者の心身の健康が、施設の最終目的です。
それをないがしろにしてタスクをこなしても、本末転倒です。
患者の健康に関わることは、無条件で最優先事項として扱うべきでしょう。
これら意識して仕事を行うことで、より良い行動計画を立てることができます。